ご挨拶

江戸時代から13代続く農園

こんにちは。井田農園代表の井田和宏です。
井田農園は、自然から与えられる恵みを活かし、私たちの土台を築いてくれた先人に感謝し、心を込めて安心安全な野菜を生産しています。
私は、先祖代々受け継がれてきたこの土地で農業をしています。
13代目になります。

この土地は、江戸時代に開拓されたところで「三富新田開拓」と呼ばれています。当時の川越藩主柳沢吉保によって、この開拓は行われました。
開拓前は、萱などが生い茂る原野でした。そこに畑と雑木林を作りました。普通「開拓」というと木を切って畑にするというイメージがありますが、ここではその逆で、木を植えて開拓をしていきました。
なぜそうしたかと言うと、このあたりの土地は関東ローム層と言われる地質の痩せた赤土です。そこを畑にするわけですから栄養分が必要です。
その栄養分を雑木林の落ち葉を堆肥にすることで補いました。それを畑に施し、野菜作りをしてきました。
井田農園では、江戸時代から続けられているこの方法を受け継ぎながら、野菜作りをしています。
今では、「循環型農業」などとちょっと注目されてきていますが、昔から地球環境に負荷をかけない農業が行われていました。これからもずっと「自然を共に生きる農業」を目指して野菜作りをしていきたいと思います。